介護施設側が知っておきたい人材採用のコツと心得

採用人材の「質」が重要

採用にあたってのコツは、応募者の「質」を見極めることです。高い能力は即戦力になり、どの会社も欲しがる人材でしょう。優良な人材を採用するためには、多数の応募者を面接して、その中から選ぶ必要があります。応募者の「質」を求める場合の心得は、「徹底的にこだわりを持って採用する姿勢を貫くこと」です。求める人材のスキルなどの基準を明確にして、提示した条件をクリアした応募者に焦点を当てましょう。
応募者を集める時に注意することがあります。応募者数が多いことは良い反面、時に困る場合があります。応募条件の中に「不問」の項目が多い場合は要注意です。会社側としては応募レベルを下げて、応募者数を増やそうと戦略的に行なったはずが、結果的には採用選考に長い時間を取られてしまうだけになるのです。この手間は、無駄な時間となる場合がほとんどでしょう。明確に条件を記載していない応募については、熱意ある多くの方を書類選考で落とすことにもつながりかねません。

応募者集めも大切

優良な人材に巡り会うためのコツは、応募条件を明確にすることです。採用までには、きちんとした手順を踏むことも重要です。まず応募条件を明確にし、募集をかけます。そして応募条件と照らし合わせながら、書類審査で選定します。最後に、面接した上で採用を決定していきます。
この流れは、実際に選考対象となる応募者が一定数あってこその採用方法とも言えます。ですから、まずは応募者を集めることが大切であり、人材確保には欠かせないことであると心得ておきましょう。例えば応募者が1人だった場合、「選ぶ」という行為が不可能となります。ただ実際にどのくらいの応募者がいたら良いのか分からないこともあるでしょう。そして、募集する人材に求める経歴やスキルは、会社によっても大きく異なります。結果としては、人材応募の機会を何度か繰り返し、状況を把握し検討していくことになるでしょう。そこから、採用への最初の足掛かりである募集要項や応募条件の提示の仕方を組み立てていきます。募集要項や応募条件は、応募者数に大きく響いてくる部分です。

転職サイトの利用

会社側から、転職サイトのスカウトメール機能を利用して応募を呼び掛ける方法もあります。これは会社側が、転職サイトの登録者へ逆にメールを送れる機能です。このスカウトメールを送ることで、求める人材にピンポイントで応募を呼び掛けられます。応募や採用のできる人数が全く検討をつかない状況から、スカウトメールを会社側から送ることで、大体の人数が把握できるというメリットが生まれるのです。これを重ねるうちに統計を取ることが可能となり、スカウトメールを送信した相手のうち、面接応募者数や2次面接者数など、最終的な採用者数が分かり、流れが把握できるようになります。